2003-11-13
牡蠣ラーメン
しんえい丸
の「牡蠣ラーメン」は、そもそも漁師小屋で食べていた「カキの醤油つゆ」から発想したものだそうです。
「牡蠣の醤油つゆ」は、獲れたての牡蠣を茹でたところに醤油をたらしただけのシンプルでありながら牡蠣のうまみを堪能できる漁師料理です。
※「牡蠣の醤油つゆ」はいわゆる裏メニューのようなもので、頼んでみれば出してもらえるかも知れません。
『あれをラーメンにできたら本当にうまいだろうなぁ』と考えたものの、ラーメンのスープとなるとただ旨いスープに麺を入れればいいはずが無く、試行錯誤の後にいまの「牡蠣ラーメン」に至ったそうです。牡蠣がたっぷり入ったカキ鍋のような風味とラーメンらしい味のバランスがとてもよく、満足できる一杯です。
普通のラーメンもとても美味しい。
具は定番のチャーシュー、青菜、メンマがトッピングされていて、あっさりなおかつスープが麺にしっかり絡み付くマッタリした旨味もある、塩味とも醤油味とも分類されにくい「しんえい丸ラーメン」。
しつこく無くアッサリしていながらマッタリした「こく」を出すという矛盾をみごとにクリアしていて、かなり工夫をしたのであろうと想像できる。
漁師であるからできる大量の新鮮な魚から抽出した旨味ベースが入っている。だからと言って魚臭いわけではない。
他が真似しようにもコスト的に無茶なことになるので、この「こく」はしんえい丸でしか味わえないでしょう。体に優しい味は癖になります。
よくある背油たっぷりで喉の乾くラーメンは、もはや食べられません。
※割烹
しんえい丸
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